言うは易しやるは難し〜鴨川に新たなインフラを整備する〜
「鴨川をイカダで下ろう」
これは京都に住んでたら誰もが一度は考えること。
何番煎じかわからないですが、とりあえずやってみましょう。目標は四条大橋で
それと学生起業家という響きがとてもイカしているので、このイカダを京阪に変わる新たな交通インフラとして世にリリースすることを前提に株式会社IKADA設立しました。
これで僕も学生起業家です。
7/21(土)
11時、イカダの設計図についての社内ミーティング。
12時、社員みんなでお昼ご飯。わいわい楽しくホワイト企業。
13時、ホームセンターに材料仕入れに関して社長である私自ら交渉。交渉術が未熟が故に、全材料向こうの言い値で買わされる、、、
14時、イカダ作り開始。弊社の優秀なエンジニアに混ざり、社長である私自ら参戦。
14時30分、トンカチが不足していることが判明し社長である私自ら買い出しに。
16時、飲み物が欲しいという社員の不満を解決するため、社長である私自ら買い出しに。
17時、社員たちが「なぜイカダを作っているのかわからない」と言い始めたので、社長である私自ら論破。
18時、本日の作業終了。エンジニアたちの労をねぎらい焼肉へ。
7/22(日)
作業場である大学から鴨川までイカダを社員とともに運ぶ。軽いとはいえ重いイカダ。
御影橋をスタートとして鴨川にイカダを放つ。浮かぶが浮かばないか緊張の一瞬。浮力の計算はなんとなく。いざイカダを鴨川にぶん投げる、、、
浮いた!!!
ただ浮いただけなのに社員皆歓喜。
さぁ次は社長である私と副社長である研究室の同期がイカダに乗りこむ、、
乗れた!!!
社員の一人が喜びのあまり軽い熱中症でダウン。弊社はホワイトなので、その社員は鴨川に漬け込んで冷やすことにした。息苦しそうだがそこまで面倒は見れない。会社は学校じゃねえんだよ!!!
ここで一度、株式会社IKADAの収入源についての説明を。
イカダで鴨川を降っていると鴨川デルタなどで水遊びしている子供達が「乗せてー」と言ってくるはずなので、彼らから1分あたり500円をいただきます。
年商300万目指します。
改めて、鴨川イカダ航海記の続きを
御影橋からスタートし、デルタに到着。ここには我が社の顧客の水遊びkidsたちがたくさん。
さぁ金をもぎ取るぞ!!と意気込んだものの、子供達が寄ってこない。
「ん???、おかしい、ここまで子供心をくすぐる水遊び道具はないはずだろ」とハテナ。
思考を巡り巡らせた結果、どうやらイカダの安全性に問題があると判断した親御さん達がイカダに乗りたいと猛獣のように荒れ狂う子供達を制止しているのだろう。
鴨川デルタという優良マーケットを逃し、株式会社IKADA倒産の危機
会社は倒産しても、我々の夢として四条大橋まではなんとしてでも行かなくてはならない。
kids達がいる鴨川デルタを背にイカダはぐんぐんと鴨川を下る。それはもうぐんぐんと。
3時間経過。
距離にして2.7km
時速にて0.9km/h
0.9km/h、、、、、
ハイハイを覚えて5ヶ月もしたら赤ちゃんは時速1kmを超えるらしい、、、、
我らのイカダは赤さん以下なのか、、、
3時間
3時間
アルバイトでもすれば、3000円もらえる。
3時間
全身日焼けでビリビリにしながら、赤さん以下の速度ながら必死にイカダを漕いで
2.7キロ
いやー人生プライスレスやね。
過去を振り返るのもほどほどにしながら、1km先には目標の四条大橋が。
また、ラッキーな事に、三条大橋らへんから一人の子供がセコンドのように河岸から指示を出してくれるようになった。おそらく、ここは流れが早いとか、ちっちゃい滝があるから気をつけろとかを言ってると思われるのだが、びっくりするぐらい聞き取れない。「ほんまに日本語を喋っているのか?」と疑うレベルに聞き取れない。
セコンドの彼に適当に相槌を打ちながら四条大橋近辺へ。
ここら辺は鴨川等間隔の法則で有名なようにカップルが河岸に座っている。
川の中からカップルを覗きながらついに感動のゴール。この瞬間だけは四条大橋を僕らがジャックできたはず。
その後イカダを楽しく解体してお好み焼きくって帰りましたとさ。
この経験から、サイバーでいかだ事業やるなら責任者は僕がぴったりではないだろうか。。。